2008年01月25日

「SOME HEARTS」/ CARRIE UNDERWOOD

B000BGR18WSome Hearts
Carrie Underwood
Arista 2005-11-15

by G-Tools

 3年前ぐらいにAmerican Idolで優勝したキャリー・アンダーウッドのデビューアルバム。2005年発売。私が1年2ヶ月の旅の間で何百回と繰り返し聴いたアルバム。ここ数年にリリースされた作品の中では一番好きなものかもしれない。

 プロデューサーは私が最も好きなミュージシャンの一人であるダン・ハフ。多くの有名ミュージシャンの作品をプロデュースして大ヒットさせた彼らしく、カントリー風ながらも非常にコマーシャルで洗練された音に仕上がっている。そして、ダイアン・ウォーレンを筆頭に大物作曲家たちが楽曲を提供しており、とてもこれがデビューアルバムとは思えないほど非常にクオリティの高い作品。

 まず、何よりも嬉しいのは数曲でダン・ハフが自らギターを弾いているということ。彼はかつてはL.A.で超売れっ子セッションギタリストとして活躍し、自身のバンドであるGIANTではギターとボーカルをやっていたが、太い音で非常にシンプルながらも特徴的なフレーズを弾く人なので、私のようなファンにはクレジットを見なくても、ソロを聴くだけで「あっ、このギターはダン・ハフだな」って分かる。実際、このアルバムでもこのギターはダン・ハフだなって思った曲は全て当たっていた。

 個性といえば、3曲を提供しているダイアン・ウォーレンも忘れてはいけません。タイトルトラックはさすがダイアン・ウォーレンといった感じの甘く切ないポップロックで、ダン・ハフ同様に、彼が提供した他の2曲もクレジットを見なくても、サビを聴いただけでこれはダイアン・ウォーレンの曲だなって分かる。凄い才能だと思う。

 キャリーのボーカルについてはいまさら語る必要はないでしょう。American Idolなどで彼女の歌を一度でも聴いたことのある人なら、その実力を疑う人は誰一人としていないでしょうから。ぶっちゃけ、めっちゃ上手いです。特に“Jesus Take The Wheel”や“Starts with Goodbye”といった曲でのどこまでに伸びる声はホント惚れ惚れするほど素晴らしい。

 そんなキャリーの持ち味が遺憾なく発揮されたのが本編ラストの“I Ain't In Checotah Anymore”。この曲はノリのいいカントリーロックで、カントリー風ポップソングが並ぶこのアルバムではやや異色だが、キャリーのパワフルなボーカルが映えてカッコいい曲。そして、歌詞がまた良い。今作の収録曲の中では唯一キャリーの名前が共作者としてクレジットされているが、恐らく歌詞の大部分を彼女が書いたのだと思われる。故郷を離れ夢を追って生きることを決意した彼女の心情がストレートな言葉で歌われていて、彼女の歌声とセットで聴くと心打たれるものがある。

 余談。“Before He Cheats”の歌詞の中でkarokeという単語が出てくるのだが、キャリーはちゃんと“カラオケ”と発音している。アメリカ人がkaraokeを“カラオキ”と読まずにちゃんと“カラオケ”と発音しているのを初めて聴いた。誰か教えた人がいるのかな?
posted by SB at 12:57| Comment(0) | TrackBack(1) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2008-01-28 23:45