2005年11月09日

今週の1枚「Loverboy Classics」 / LOVERBOY

B000002AUX「Loverboy Classics: Their Greatest Hits」
LOVERBOY








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 ちょっと反則ですが、今回はベスト盤です。先日、某所でLOVERBOYのブートを拾ったのですが、久しぶりに曲を聴くとやっぱりLOVERBOYは良いよなぁとしみじみと思ったので、このベスト盤を引っ張り出して聴いてみました。LOVERBOYのベスト盤はいくつかありますが、このベスト盤は名曲“Queen Of The Broken Hearts”が収録されていないことを除けばまぁ無難な選曲だと思います。



 このLOVERBOYは80年代に活躍したカナダのハードロックバンドなのですが、同時代に活躍した他のバンドと比べると現在の評価はどうも低すぎる気がします。でも、実は私の大好きなバンドの一つです。どのくらい好きかと言うと、映画『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』の中で彼らのヒット曲である“Working For The Weekend”がラジオから流れてくるシーンがありますけど、映画館でそのシーンを観たら思わず隣の席に座っている赤の他人に「これLOVERBOYの曲ですよ!知ってますか?」と言いたくなるくらい好きです。



 音楽的にはいたってストレートなハードロックで、BON JOVIと親交があったというのも納得のキャッチーなメロディが売りです。ちなみに余談ですが、BON JOVIの“You Give Love A Bad Name”は当初はLOVERBOYに提供されることになっていたとか。彼らのヒット曲である“Notorious”ではトーキングモジュレーターが使われていて、クレジットにはジョン・ボン・ジョヴィとリッチー・サンボラの名前もあります。そのキャッチーな曲をボーカルのマイク・レノが伸びのある声で完璧に歌い上げるというのが基本的な構図ですが、曲はキャッチーなんだけどどこか野暮ったいというかオシャレという言葉とは無縁の男臭いところが好きなんです。



 あの時代のバンドらしく硬軟の両面を併せ持っているのが特徴で、“Notorious”や“The Kid Is Hot Tonite”、“Working For The Weekend”といった曲では適度なハードさを演出しながらも、キーボードがポップに曲を彩りサビはキャッチーに盛り上げる。そして、映画『トップガン』に使用された“Heaven In Your Eyes”や“This Could Be The Night”といったバラードでは、マイク・レノが男の色気を感じさせる声で甘く歌い上げるというまさに王道パターンです。ちなみにこれも余談ですが、“This Could Be The Night”にはJOURNEYのジョナサン・ケインの名前がクレジットされています。



 んで、何故私がスタジオ盤ではなくてこのベスト盤を選んだかと言いますと、このベスト盤には上記のようなLOVERBOYの代表曲の他にもマイク・レノがHEARTのアン・ウィルソンとデュエットした“Almost Paradise”という名バラードが収められているからです。ロバート・ジョン・マット・ラングのペンによるこの曲は映画『フットルース』のためにレコーディングされたのですが、北米ハードロック界を代表する二人の実力派シンガーが情感たっぷりに歌い上げる感動的なバラードで、私的バラードベストを選ぶときは必ず入れるくらい好きです。



 ちなみに、彼らは現在でもしぶとく活動を続けており、オフィシャルサイトではmp3のサンプルやライブ動画がダウンロードできますので、興味を持たれた方or懐かしいと思った方はぜひ訪れてみて下さいな。
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2005年11月05日

「HOME」 / THE CORRS

B000ARXAUU「HOME」
THE CORRS






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オフィシャルサイトでサンプル試聴可


 コアーズが幼少の頃から親しんできたアイリッシュのトラッドをカヴァーした新譜。コアーズは初期のアイリッシュの香りのする曲が好きだったので、ポップ化が進んだ最近の曲はあまり好きではなかったのですが、とことんアイリッシュなこのアルバムは文句なしに気に入ってます。私のような門外漢が知っている曲は“My Lagan Love”や“Peggy Gordon”、“Haste To The Wedding”ぐらいですが、どの曲もコアーズ流のトラッドポップにアレンジされていて非常に聴きやすいです。昔から慣れ親しんだ曲なのでアンドレアは無理なくノビノビと歌っており、特に“Heart Like A Wheel”での情感たっぷりの歌唱は素晴らしいです。シャロンがボーカルを取っている“Dimming Of The Day”もなかなかの出来で良いです。シャロンの声のキーや歌い方はアンドレアとは違いますけど、少し鋭角的で芯のある声という声質は驚くほど似ていますね。



 フィル・ライノットのソロ曲のカヴァーである“Old Town”がちょっと浮いている気もしますが、アンプラグド・アルバムでもこの曲をやってましたし、彼らのお気に入りなんでしょうね。どーせなら、もう一人のアイルランドの英雄であるゲイリー・ムーアの“Over The Hills And Far Away”なんかもやって欲しいと思うのですが・・・。まぁ多分無理でしょうね。それでも、スタイルの違う曲でも見事なアレンジセンスでコアーズ色に染め上げているのはさすがです。何も知らない人が聴いたらコアーズの曲と言われても何の違和感もないでしょう。



 あと、ライナーにジムによる各曲の解説が載っているのですが、「両親がよくやっていた曲」という言葉が何度も出てくるんですよね。こういうのはやっぱりアイルランドならではだと思うし、そういう土壌があったからこそ今のコアーズの音楽があるのだということがよく分かります。ということで、アイリッシュ好きな方はもちろんですが、むしろCMで曲が使われているのを聴いてコアーズを知ったような人にぜひ聴いて欲しいアルバムです。
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2005年11月04日

「Ascendancy」 / TRIVIUM

B000793ANI「Ascendancy」
TRIVIUM






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CD Universeでサンプル試聴可



 先日ARCH ENEMYのゲストとして来日したフロリダのメタルバンドの2nd。ライナーによるとリーダーのマット・ヒーフィーは「KILLSWITCH ENGAGEに憧れていた」そうで、「ナップスターでIN FLAMESの“Jotun”を聴いて衝撃を受けた」そうですが、その言葉通りIN FLAMESやKILLSWITCH ENGAGE、SHADOWS FALLといったバンドからの影響が顕著な“今風のメタルコア”です。上記のバンドのフォロワーとしては楽曲の質も演奏も文句無しにトップクラスですが、オリジナリティという点ではまだ向上の余地はあるかなと思いました。デス声とクリーンボーカルの使い分けや切れ味の良いメタリックなリフ、そして弾くまくりなギターソロが特徴なんでしょうけど、ギターソロ以外は個性と呼べるほどのインパクトはありません。まぁどのバンドも最初はそんなもんですから、ここからどう進化できるかがポイントでしょうね。他のアメリカのメタルコア勢と比べるとハードコア色は稀薄で、吐き捨て型のボーカルを除けばほぼ完全にメタルなので、できればその辺を伸ばしていって欲しいと思うのですが。



 と偉そうなことを言ってみましたが、若さにまかせた猪突猛進なメタルはカッコいいことは確かで、メロディアスなリフが痺れる“Like A Light To The Flies”やイントロのメイデンチックなツインリードが堪らない“A Gunshot To The Head Of Trepidation”といった曲を聴いていると思わず頭を振りたくなります。ライブの予習のためにこのアルバムを通勤中に聴いていたのですが、電車の中でヘッドバンギングをしたい衝動を抑えるのが大変でした。クリーンボーカルのみで歌われる“Dying In Your Arms”も切なくて良いですね。



 あと、荒削りながらかなりのテクニックを感じさせるマット・ヒーフィーのギターも高ポイントです。時にスラッシーに、時に正統派メタル風に鋭く刻まれるリフときっちり構成されたギターソロには胸が熱くなります。ライブでもかなり弾けていましたし、新たなギターヒーローの誕生を予感させるものがありますね。今後が非常に楽しみなバンドです。



[ 関連エントリ ]

*ARCH ENEMY at ZEPP OSAKA
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2005年11月03日

アルスラーン戦記 11巻

433407619X「アルスラーン戦記(11) ― 魔軍襲来」
田中 芳樹









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 この前のエントリで取り上げた6年ぶりの続刊。6年の間に出版社も変わり、版も変わっているのは仕方がありませんが、挿絵が天野喜孝から違う人になっているのはちょっと残念です。これまでのストーリーを完全に忘れていたので、1巻から読み直しました。6年のブランクがあっても文体や世界観はあまり変わっていないので、この巻も違和感なく読めましたね。



 ただ、この巻ではいくつもの地域で話が同時進行するので多少ややこしいですし、全体的なストーリーにはほとんど進展がありません。6年ぶりということで期待していただけに、もう少し話を進めて欲しかったですね。新キャラもあまり魅力的ではありませんし(つか、ヒルメス嫌いなんです)、第1部の歴史ヒーローもの的なストーリーが好きな者としては、第2部が進めば進むほど「ロード・オブ・ザ・リング」のようなヒロイック・ファンタジーになっていくのが残念です。



 あと、ナルサスやアルスラーンの活躍の場がほとんどないのはともかく、私の大好きなアルフリードが全く登場しないってのは納得いきません。これだけは声を大にして主張しておきたいと思います。



 つか、10巻と11巻を出すのに13年かかっているのですが、こんな調子で果たして完結するんでしょうかね?「皆殺しの田中」の異名を持つ著者なので、キャラを殺しまくって強引に終わらせるような気もしますが、それよりも次の巻が発売されるのかどうかの方が心配です。せっかく1巻から読み直したのでストーリーを覚えているうちに出して欲しいと思うのですが、たぶん無理でしょうねぇ・・・。



[ 関連エントリ ]

*「アルスラーン戦記」の続刊が出てた!
posted by SB at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月01日

「ANNIEMAL」 / アニー

B000AHQG4W「ANNIEMAL」
Annie







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US盤のページでサンプル試聴可


 気が付いたらこのCDが部屋にありました。Amazonで買ったみたいですが全然記憶がありません。とりあえず聴いてみようってことでコンポに入れたのですが、1曲目からエレクトロポップって感じのサウンドで、その後もサンプリングや打ち込みばかりの曲が延々と続く・・・。どうしてこのアルバムを買ったんだろうと夜中に一人で首をひねっていました。何となく注文した覚えはあるので、どっかで紹介されているのを見て、サンプルを聴いて買ったんだと思うけど・・・。ホントにサンプルを聴いたのか?>私



 ライナーの解説を読むと彼女はノルウェーのアーティストでアメリカやイギリスでも大人気らしいです。元々はDJとして活躍していて、それがやがて自分で曲を作って歌うようになてブレイクしたんだとか。歌はそんなに上手くないし、声も細いし、専門外のジャンルなので曲の善し悪しも分からないし、いくら私の守備範囲が広いとはいえ、さすがにこれはちょっと厳しいところがあります。敢えて褒めるところを挙げるなら、タイトルトラックの“Anniemal”や“Me Plus One”は80年代ポップス的要素があって悪くはないと思いますね。全体的にもう少しポップなら私でも聴けると思うのですが・・・。何でこんなCDを買っちゃったんだろう・・・。
posted by SB at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月31日

今週の1枚:「BLACK EARTH」 / ARCH ENEMY

B000067F7Q「BLACK EARTH」
ARCH ENEMY








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 来日記念ってことでARCH ENEMYが96年にリリースしたこの1stを取り上げてみます。個人的にはARCH ENEMYのアルバムはアンダーグラウンドな香りがプンプンするこのアルバムが一番好きで、この後はアルバムを作るごとにメジャー感が増していきあまり好きではありません。音の輪郭は今ほどクリアではないし、デス/スラッシュ寄りの雑然とした音ですが、小綺麗にまとまっている最近の曲に比べると、ARCH ENEYMの売りである暴虐性と美しいメロディのコントラストがくっきりとしているんですよね。最近ではめっきり影を潜めている良い意味での“強引な展開”も健在で、ブルータルに疾走する曲の途中で突然メロディアスなギターが切り込んでくるという構成がマニアにはたまりません。徐々に歌メロに目覚めていくヨハン・リーヴァのボーカルもこの頃はまだ迫力重視なので、少しダミ声っぽいけどドスの効いた咆哮がカッコ良いです。



 今でもライブでは必ず演奏される1曲目の“Bury Me An Angel”から“Dark Insanity”への畳みかけるような流れは見事ですし、スラッシーな“Idolatress”でのアモット兄弟のツインリードのソロはこれぞARCH ENEMYって感じです。正統派メタル風の“Cosmic Retribution”の中間部でいきなりアコギの叙情的なギターソロが入ってくるという構成は劇的ですし、デスメタリックな突撃性の中でメロディアスなギターソロが映える“Transmigration Macabre”もなかなかの佳曲です。



 そして極めつけはアコースティックな小曲“Time Capsuke”に導かれて始まる本編ラストの“Fields Of Desolation”。ツインリードが炸裂するエンディングのギターソロはランディ・ローズの“Mr. Crowley”やマイケル・シェンカーの“Looking For Love”でのギターソロに匹敵する美しさです。ARCH ENEMYのライブはこのギターソロを聴くために行くと言っては過言ではありません。間奏部で奏でられるギターのメロディも素晴らしくて、ライブでは観客がこのギターに合わせて「ウォーオーオーオー」と大合唱します。今ではライブの定番となった光景ですけど、初来日の時には観客の間から自発的に大合唱が起こって非常に感動的でした。個人的にはこの曲はメタル史上に残る名曲だと思っています。
posted by SB at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月30日

QUEEN + PR at 横浜アリーナ Part1

 昨夜横浜アリーナであったQUEEN + Paul Rodgersのライブに行ってきました。会場の外で並んでいる時は、通る人が少ないのにドアをいくつも占拠していた関係者入口を恨めしそうに眺めながら(入場整理や物販などの会場運営は最悪でした)、「山内テツが来てないかなぁ〜」とか「“Wishing Well”には山内テツもクレジットされているから、QUEEN + PRのライブ盤が売れれば印税が入ってくるんだよな。羨ましいなぁ」とかどうでもいいことばかり考えていたのですが、いざライブが始まるとそんなことを忘れて思う存分楽しんできました。心配された客の入りも上々でほぼ満員でしたし、年齢層も幅広くて50代の初老の夫婦から20代の若者まで色んな人がいました。



 とにかく、フレディがどうとかポール・ロジャースがどうとか言う以前に、QUEENというバンドの持つ楽曲の素晴らしさがよく分かるライブでしたね。あと、ポール・ロジャースという稀代のロックシンガーの力量も。“Love Of My Life”や“Bohemian Rhapsody”では涙を流している人もいましたが、私は「QUEENのライブ」というよりも「QUEENの曲を楽しむライブ」という感覚で観ていたのでそんな感傷的になることはありませんでしたね。私がFREEの曲の中で一番好きな“Wishing Well”が何故かカットされたのが唯一の不満でしたが、それ以外は満足できる素晴らしいライブでした。



 そんなわけで、無謀にも全曲解説をやってみます。かなりの長文なので3回に分けましたが、興味のない方はテキトーに読み飛ばして下さいな。



 手際の悪い誘導のせいで観客の入場が遅れていたためか、ライブが始まったのは開始予定時間を20分ぐらい過ぎた頃。イントロに使われているエミネムの“Lose Yourself”に続いて、ライブ盤と同じく同じくポールが一人で登場して“Reaching Out”を歌い始めるという演出でスタート。ワンコーラスを歌い終わったところで、ブライアンとロジャーとサポートメンバーが全員登場して“Tie Your Mother Down”へ。ブライアンのソロツアーで聴いたことのある曲ですが、ロジャーのどっしりとした重量感のあるドラムで聴くとやっぱりこれがQUEENの音だよなぁと思いましたね。ちなみに、この日はポールの声は終始良く出ていましたが、ブライアンのプレイはちょっとラフで音もあまりクリアではなかったです。



 次の“Fat Bottomed Girls”は好きな曲なんですけど、今回のアレンジはドラムが少し単調だったし、あの美しいバックコーラスが再現できておらず個人的にはイマイチでした。この曲もブライアンのソロツアーでやっていましたが、あの時は女性のバックシンガーが2人いたのでサビのハーモニーがもっと綺麗だったんですよね。続く“Another One Bites The Dust”は少し高めに構えたベースをはにかみながら弾くジョン・ディーコンの姿が脳裏に焼き付いている曲なので、やはり彼の姿が見えないのは違和感がありました。フレディの歯切れの良いボーカルで歌われていた曲なので、スタイル的にもポール向きの曲ではありませんし。



 ポールが弾くピアノのイントロで始まった“Bad Company”ですが、QUEENの曲でないと分かった途端に座る人がちらほら。この後のFREEやBAD COMPANYの曲でも同じような光景が見れました。QUEENだけが好きな人はFREEやBAD COMPANYには興味がないのかもしれませんけど、なんか釈然としないものがありましたね。ポールのボーカルはQUEENの曲よりも自分の持ち歌を歌うときの方が遙かに映えますし、この夜の“Bad Company”も彼のソウルフルなボーカルが堪能できる絶妙な選曲だったんですけどねぇ・・・。



 次の“Crazy Little Thing Called Love”はQUEENの曲の中で恐らく最もポール向きの曲だと思いますが、まさに水を得た魚のようにポールはギターを抱えてノビノビと歌っていました。ちなみに、この曲の最中にライティングエンジニアの兄ちゃんがライティング用のノートPCの上にジュースをこぼしたみたいで、スタッフがタオルを持って集まったりとちょっとした騒ぎになっていました。この曲が終わるとブライアンとポールが袖に引っ込み、代わりにロジャーが前に出てきて挨拶。前の席の40代前後のおばちゃんが「ロジャー!久しぶり〜!」と叫んでいたのにはちょっと笑いました。ロジャーはそのままアコギを持ったダニー・ミランダとジェイミー・モーゼスをバックにいかにもロジャーらしい曲の“Say It's Not True”をしっとりと歌い上げる。
posted by SB at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブ観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

QUEEN + PR at 横浜アリーナ Part2

 Part1の続き。今度はロジャーに代わってアコギを抱えたブライアンが登場。マイクを握っての第一声は「イラッシャイマセ!イラッシャイマセ!」。これには観客バカ受け。“Long Away”をワンコーラスだけ歌ってから“'39”へ。両方とも好きな曲なのでこの流れは嬉しかったです。ただ、“'39”は大合唱になるかと思ったら周りはかなり静か。ちょっと残念でした。ブライアンが「みんなでフレディのために歌おう」と言って弾き始めた“Love Of My Life”はさすがにみんな大合唱でしたけど、それでも歌わずにボーっと突っ立っていた隣の席のオッサンには「アンタ一体何しに来たんだ?」と問いつめたい心境でした。スクリーンには涙を流しながら歌っているおばさんがアップになりましたけど(それもかなり長時間)、どうせ映すならもっと若い娘を・・・と思ったのは私だけではないと思います。いや、確かに感動的なシーンだったんですけどね・・・。この3曲ではブライアンのアコギの優しい音色に癒されました。



 そして、アコギを持ったままお約束の“Teo Torriatte”へ。例によって歌ってない人が多数いましたが、ライブで聴くと感動的な曲です。“No need to wonder if I ever think of you〜♪”と音程が上がっていくところのブライアンのボーカルはフレディを彷彿させて、少し胸に来るものがありました。この曲の後半でポールが再登場。日本人と結婚していた割には日本語の歌詞はあまり上手くなかった気が・・・。



 アカペラ風のイントロがあったライブ盤とは違い、何の前フリもなく始まった“Hammer To Fall”はいきなりブリッジからギターソロへ突入し、その後にブリッジ〜コーラス〜ギターソロという流れを一回だけという中途半端な構成でした。時間短縮のためでしょうかね?次はBAD COMPANYの“Feel Like Making Love”でしたが、やはり観客の反応は鈍かったです。サビで一気に盛り上がるところなんてかなりカッコいいと思うのになぁ・・・。



 “Let There Be Drums”を使ったロジャーのドラムソロから“I'm In Love With My Car”という流れはライブ盤通り。ロジャーの声はちょっとエコーかけすぎかなと思いましたが、ドラムを叩きながらかなりハードにアレンジされた曲を歌う姿はカッコ良かったです。ブライアンのソロタイムはお馴染みのディレイを使った一人多重奏。長くて後半はちょっと退屈でしたが、それでもこれを聴かないとQUEENのライブに来たという気がしませんので良しとしましょう。そのままブライアンのソロアルバムに入っていた“Last Horizon”へ。この曲を聴く度にゲイリー・ムーアが弾きそうなフレーズだよなぁと思うのですが、ゲイリー・ムーアが弾くとチョーキングがもっと粘っこいですよね。湿りすぎず粘っこすぎずという適度な泣き具合がブライアンらしいと思います。



 ブライアンのソロが終わるとロジャーが出てきて、キーボードをバックに“These Are The Days Of Our Lives”がスタート。「I still love you〜♪」ってとこはやっぱりフレディの声で聴きたいなぁと思いましたが、ロジャーのちょっと危なっかしいハスキーボイスで歌われたこの曲もなかなか良かったです。スクリーンには初来日時に兼六園かどっかで野点をする若き日のQUEENの姿が映し出され、会場の元・夢見る乙女、現・おばちゃん達は大感激。前述の私の前にいたおばちゃんも「ロジャー、カッコいい〜」と黄色い歓声を上げていました。隣にいた旦那の心境はいかに?



 続いてロジャーのボーカルで“Radio Ga Ga”が披露されたのですが、ここである事実が判明しました。どうやら、リズム音痴の私にはこの曲のサビでの基本動作である手を叩きながら歌うということができないみたいです。基本的に二つのことが同時にできない人間なので、歌う方に集中すると手拍子が遅れるし、手拍子に集中すると歌えないなんですよね。一人だけ腕を突き上げるのが微妙に遅れることがあってちょっと恥ずかしかったです。



 “Radio Ga Ga”の後半でポールが再登場して、そのまま“Can't Get Enough”へ。サビでポールは「Your turn!」と言って観客に歌わせようとするも、例によって観客の大半はこの曲を知らないみたいで沈黙。ライブ盤にも入っていた曲だし、歌うのは「I can't get enough of your love」だけでいいんだから歌おうよ・・・。1回目と2回目のサビでは客席にマイクを差し出していたポールも諦めたみたいでそれ以降は全部自分で歌っていました。



 “A Kind Of Magic”はポールのボーカルにはあまり合わない曲だと思っていたのですが、これが意外とマッチしていて良かったです。ラストの「Will soon be gone...will soon be gone」と繰り返すところのポールの熱唱は絶品でした。サビのアカペラから入る“I Want It All”はサビのコーラスと中間部の疾走するパートの対比がいかにもQUEENらしい曲でライブで映えますね。



 ライブDVDと同じようにスクリーンに映ったフレディのボーカルに合わせて始まったのは“Bohemian Rhapsody”。説明無用の超名曲なので何も言うことはありません。出だしの「Mama just killed a man〜♪」から歌って、「ガリレオ、ガリレオ」もやりましたし、後半のブライアンのギターが炸裂するところではヘッドバンギングして、と思う存分堪能しました。この曲で本編は終了。
posted by SB at 20:59| Comment(2) | TrackBack(0) | ライブ観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

QUEEN + PR at 横浜アリーナ Part3

 Part2の続き。アンコールではまずアコギを持ったブライアンとロジャーが出てきて、二人だけで“I Was Born To Love You”を演奏。mixiの日記ではライブ前に「この曲はあまりやって欲しくない」と書きましたが、アコギの弾き語りという形なら納得もいきますし、この演出は結構感動的でした。観客はもちろんこの日一番の盛り上がり。ブライアンとロジャーもこの反応には戸惑っているという感じでした。



 続いて始まった“The Show Must Go On”は後期QUEENでは私の一番好きな曲なのですが、はっきり言ってポールのスタイルには全く合ってなかったですね。ポールも歌いにくそうでした。フレディの荘厳で鬼気迫るボーカルがあってこその名曲だと再認識しました。あと、単に歌詞を間違えただけかもしれませんが、ポールはこの曲の「I can fly my friend〜♪」ってとこを「We can fly my friend〜♪」と変えて歌っていたような気がします。彼の心情的にはweの方がしっくり来るのかなと思ったり。



 んで、お次はFREEの最大のヒット曲である“All Right Now”。こんなノリだけの曲はどうでもいいから“Wishing Well”や“Be My Friend”、“Shooting Star”あたりをやって欲しいと私は思うのですが、まぁお約束ですから仕方ないですね。さすがに他のFREE/BAD COMPANYナンバーよりはマシでしたが、それでも観客の反応はやはりイマイチ。つか、この曲を聴いていて思ったのですが、FREEやBAD COMPANYの曲は歌詞が軽薄というか、中身がないですよねぇ。すでに死を覚悟していたフレディの熱い想いの込められた“The Show Must Go On”の後に聴いたから尚更だったのかもしれませんが、ブライアンとロジャーはツアーが終わればポールと一緒に曲を書くと言っているので少し心配です。あっ、でも“Shooting Star”の歌詞は結構好きなのでたぶん大丈夫でしょう。



 ラストの“We Will Rock You”〜“We Are The Champions”〜“God Save The Queen”はもうコメントのしようがないですね。喉がかれるほど歌って、手が痛くなるまで手拍子をして楽しみました。



 そんなわけで、Part1の冒頭で書いたように心の底から楽しいと思えるライブでした。こんなに楽しんだのはAC/DC以来かも。わざわざ横浜まで行った価値は十分にありました。QUEEN再結成が発表された時に「ポール・ロジャースは合わないからやめて欲しい」と言っていたくせにというお叱りもあるかもしれませんが、今はQUEENではなくてQUEEN + Paul Rodgersとして楽しめればそれで良いと思っています。ポール・ロジャースの歌う“Bohemian Rhapsody”よりはジョージ・マイケルの歌う“Somebody To Love”が聴きたいという想いは今も変わりませんが・・・。



セットリスト

Reaching Out

Tie Your Mother Down

Fat Bottomed Girls

Another One Bites The Dust

Bad Company

Crazy Little Thing Called Love

Say It's Not True

Long Away

'39

Love Of My Life

Teo Torriatte

Hammer To Fall

Feel Like Making Love

Let There Be Drums

I’m In Love With My Car

Guitar Solo 〜 Last Horizon

These Are The Days Of Our Lives

Radio Ga Ga

Can't Get Enough

A Kind Of Magic

I Want It All

Bohemian Rhapsody



I Was Born To Love You

The Show Must Go On

All Right Now

We Will Rock You

We Are The Champions

God Save The Queen
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2005年10月24日

マンガ:「機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル」

4047135208「機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル―天空の学校 (1)」
美樹本 晴彦









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 美樹本晴彦によるオリジナルストーリーのガンダムマンガ。話題になっていたのを知りつつも手を出していなかったのですが、Amazonのショッピングカートにずっと入ったままだったので購入してみました。こりゃ確かに面白いですわ。ガンダムのマンガって戦闘シーンの動きがわかりにくいのであまり好きじゃないのですが、さすが本職がアニメーターだけあって上手いですね。伏線を張りまくりのストーリーと魅力的なキャラもグッドです。美樹本キャラらしく女の子も可愛いし。これも1巻だけ買ったのですが、続きも買うことにしました。
posted by SB at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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